こんにちは!プラーナです。
みなさん【冷えは万病もと】という言葉知ってますか?
冷えと言って思い浮かぶのは冬、暑い今は関係ないと思いがちですが、それは間違いです。
夏でも冷房の中にいると足が冷えたり、手が冷えたりと冷えを感じることはありますよね…
冷え性は男性よりも圧倒的に女性に多い症状です。一般的に女性は皮下脂肪が多いのですが、皮下脂肪は外からの熱を通しにくく、一旦冷えてしまうと温まりにくい性質を持っているので女性のほうが冷えやすいといわれています。
また、女性は月経があることから周期的にホルモンの分泌が変化するので冷え性になりやすいといわれています。
特に更年期は、ホルモンの分泌の乱れから自律神経のバランスを崩しやすく冷え性がひどくなる人もいます。
冷え性は病気というより、血液の循環が悪いために起こる諸症状です。
しかし、不快な症状を引き起こすだけではなく、深刻な病気に繋がることも少なくありません。体温の低下が生じると体の全細胞臓器の代謝が悪くなります。心臓や血管系の働きが低下し、血液の流れが悪くなります。肩こり、頭痛、めまい、耳鳴り、動悸、息切れ、神経痛などの自覚症状が現れてきます。
ほうっておくと心筋梗塞、脳梗塞、腫瘍などの病気に進んでしまうことがあるので、「冷え」を甘く見ないことです。
では…冷えの原因は何でしょうか?
原因①自律神経の乱れ
自律神経が血管を広げたり縮めたりして、血行のコントロールをして体温を調節する機能を持っています。自律神経のバランスが乱れると、体温調節がうまくできなくなって身体が冷えたり、肩こりや不眠といった身体の不調が起こります。
原因②筋肉不足
身体が生命維持のためにエネルギーを消費することを新陳代謝といいますが、そのうち40%が筋肉で代謝されていると言われています。そのため、筋肉量が低下すると代謝が低下し、熱を作り出す力が弱まってしまい、冷えに繋がってしまいます。女性に冷え症が多いのは男性と比べて筋肉量が少ないためです
原因③血行不良
血液は酸素や栄養分を運んで体温を一定に保っているため、血行が悪くなると手足の先まで血液が届かずに、冷えに繋がってしまいます。
低血圧で血液を送り出す力が不足していたり、長時間同じ体勢をしていたり、血液がドロドロだと血行不良になりやすいため注意が必要です。
では冷えになりやすい人はどんな人でしょうか??
ヒトはカラダを動かすときにも頭を使うときにも体内で常に熱を生みだしていますが日常生活が活動的でないと熱を作り出すチカラが弱まります。
また、胃腸の働きが弱いヒトは、消化・吸収能力が低下しているので、食べる量もおのずと減り、カラダの中で熱を作る力が弱まって、「冷え」になりやすい傾向があります。
「冷え」をそのまま放っておくと、血液の循環が悪い状態が続くため、肥満や下痢、肌荒れなど、さまざまな体調不良を引き起こす原因となります。
【冷えのタイプについて】
「冷え」は、冷える部分や症状によって、大きく5つのタイプに分けられます。
自分がどのタイプに当てはまるのか、確認してみましょう。
①四肢末端型
- ・手足の末端が冷えるタイプ
- ・無理なダイエットによる栄養不足や運動不足などにより、熱源が不足するため、熱が逃げないよう手足の血流を減らしてしまう過剰な防御反応が原因
- ・冷え症の典型的なタイプ、特に若い女性に多い
②下半身型
- ・下半身だけが冷えるタイプ
- ・血液がうっけつしたり、下肢の血管を調節する神経が腰や臀部で圧迫されたりして、下半身の血流が悪くなることが主な原因
- ・多くの冷え症の人に見られ、特に中高年に多い
③内臓型
- ・カラダの中心(内臓)が冷えるタイプ
- ・副交感神経優位の体質やアレルギー体質の人に多く、体表面の血流が多いため手足は温かいが、熱が逃げやすいためカラダの中心が冷えてしまうことが主な原因
- ・男性に多い
④全身型
- ・カラダ全体が冷えるタイプ
- ・ストレスや不規則な生活などにより自律神経が乱れ、代謝が低下して熱をうまく作れなくなるため、脳が体温の基準値を下げてしまうことが主な原因
- ・自覚のない低体温の場合があり「隠れ冷え性」ともいわれる
- ・高齢者や子どもに多い。若い男性にも見られる
⑤局所型
- ・カラダの一部だけが冷えてしまうタイプ
- ・坐骨神経痛やヘルニアなどの神経系の障害や、動脈硬化などの循環器系の障害を患っている人に多い
- ※局所型はかかとだけ、ももの横だけ、背中の一部だけ、二の腕だけなど
冷えを放置すると、いくつかのタイプが組み合わさって、冷えの症状がより重くなってしまうこともあります。
また…体温が低いと病気になりやすいと知ってましたか??
【体温が1度下がると免疫力が30%下がる】と言われているのです。
ウイルスなどの外敵と戦う免疫細胞は白血球なので、血液が行き渡らないところでは免疫細胞も不足してしまいます。
そのため、体温が1℃下がると免疫力が30%以上も低下、代謝が約12%低下するといわれています。
免疫力が低下すると病気にかかりやすくなり、代謝が低下すると血液中に燃焼しきれなかった老廃物が残ってドロドロ状態となり、動脈硬化の進行を促します。
さらに、代謝の低下は、体温を維持するためのエネルギー産生がスムーズにできなくなり、さらなる冷えを招くことになります。
ではどうすればいいのでしょうか??
大事なのは身体の芯から温まる事!
ここからは温活についてお伝えしたいと思います!!
まず一つ目は【生活習慣】
1.入浴
暑い日はササーッとシャワーで済ましたくなるもの。でも、夏こそ浸かることが大切です。
冷え症に良い入浴方法は38~40℃のぬるめのお湯にゆっくりと浸かること。
中でも、おへそのあたりまで浸かる半身浴が、冷えやすい下半身の血行を良くして、身体を芯から温めるのに効果的です。
2.少しのストレッチ
筋肉を鍛えると血液循環がよくなり、冷え症の改善に効果的です。
筋肉の70%は下半身にあるため、スクワットやストレッチなどで下半身を鍛えるのがおすすめ。
運動をしようと思っていてもなかなか続かないという方は、家事の合間や、布団の中でもできる簡単なストレッチをぜひ続けてみてください。ふくらはぎには、足の血液やリンパ液を心臓に戻すポンプの働きがあり、「第二の心臓」とも呼ばれています。ストレッチをすることで血液の循環が促され、冷え症の改善に繋がります。
ストレッチをする際は、急激に動かすと筋肉を収縮させてしまい逆効果となってしまいます。1つの動作に3秒ずつかけてゆっくり動かし、気持ちのよい程度でとどめるのが重要です。
仕事中や、電車やバスでの移動中、お買い物でのレジ待ち中など、ちょっとした“すきま時間”を活用して毎日少しでも動かすことを心がけましょう。
3.身体を温める食材を
身体を温める代表的な食材は何と言っても“しょうが”です。しょうがは身体を温める作用が非常に強く、しょうがを食べると身体がポカポカとしてきます。それは、しょうがに含まれているジンゲロールやショウガオールに、血行を促進し身体を温めてくれる働きがあるためです。
しょうが以外にも、寒い季節や地域で育つ食材、色の濃い食材、地中で育つ食材、発酵食品などが身体を温める性質があると言われています。
一方で、暖かい季節や地域で育つ食材、地上で育つ食材は身体を冷やす性質があるので、身体を冷やす食材を使うときは、加熱したり、身体を温める食材と一緒に調理するようにしましょう
夏こそ温活!!【冷え】から解放され
身体をポカポカに!元気に!健やかに!過ごしましょう!!