こんにちは、プラーナです!
みなさんは日頃、ご自身の体調管理はどのように行っていますか?
明らかにいつもより体がだるい、熱がある、鼻水や咳が出る、等
症状があればなにかしらの病気にかかってるかも?と目星は付きますが
本来はそうなる前の段階で気付き、症状が悪化する前に対処出来たら良いですよね!
東洋医学とはそもそも予防医学です。例えばガンや脳梗塞、心筋梗塞などの
大病を阻止するための医学と言っても過言ではありません。
この予防医学において最も重要な事は些細な変化にいち早く気付きそれらを
食事、運動、睡眠などの生活習慣から改善していくということです。
まず、ご自身の体質を知りましょう。(寒さに弱いのか、熱さに弱いのか、湿気に弱いのか、乾燥に弱いのかなど)
同じ風邪でも体質が違えば症状が違います。冷え体質の方と熱体質の方はそれぞれ別のケアをしないといけません。
なので、何となく風邪の初期には葛根湯を飲んだら良い、と思いがちですがこれが危険な考え方で
熱体質の方には良くても冷えの方には逆効果だったりします。
前回の投稿で身体を温める食べ物、冷やす食べ物という記事があるのですが、まさにこれです!
冷え体質の方には温める食材がもちろん正解ですが、熱体質の方が温める食材を摂りすぎると
身体がどんどんしんどくなります。ですので体質を知ることが大事なのです。
それが分かったうえで自分はこういう体質だから、これに気を付ける、という事を把握しましょう!
では、まず冷え体質か、熱体質かセルフチェックしていきましょう。
左手首の内側、母指球の下あたりに右の人差し指、中指、薬指をかるーーーーーく置きます。
その時に橈骨動脈の拍動が触知できる方は熱体質です。
拍動が感じられず力を少しずつ入れいき脈を押さえていったところで拍動を感じられる方は冷え体質です。
この脈診というチェック方法では女性は8.9割の方が冷え体質と言われております。
なので、今日は熱っぽいな、しんどいな、と感じた際は脈の拍動を軽く触れただけで感じ取れるかもしれません。
その時は明らかに体調不良、と認識して頂き病院に行くか家でおとなしく養生するかしましょう!
次は、もう少し東洋医学に踏み込んだ気、血、水の不調のチェックです。
東洋医学で最も重要な3要素がこれなのですが、どれかひとつでもトラブルがあると
健康な状態とは言えない、という要素です。
気はエネルギー、血は身体の栄養、水は循環させるものです
下記の項目で一番チェックが多いものはどれでしょうか?
①
□体がだるい
□気力が無い
□疲れやすい
□食欲がない
□食後眠くなる
□横になりたくなる
□風邪をひきやすい
□声が小さく力が無い
□胃もたれしやすい
□息切れしやすい
②
□月経痛がある
□クマができやすい
□肌がくすんでいる
□サメ肌である
□唇の色が悪い
□アザができやすい
□痔がある
□生理前にニキビが出来る
□手足が冷える
□肩こりがひどい
⓷
□むくみやすい
□体が重い
□関節痛、手足がしびれる
□車酔いしやすい
□めまいや立ちくらみする
□胃がむかむかして嘔吐する
□飲み物を飲むとお腹がぽちゃぽちゃと音がする
□鼻水が出やすい
□下痢しやすい
□喉が渇きやすい
①のチェックが多い方は
気のトラブルが起きています。気虚(ききょ)といい、エネルギー不足です。
②のチェックが多い方は
血のトラブルが起きています。瘀血(おけつ)といい、血の流れの滞りです。
⓷のチェックが多い方は
水のトラブルが起きています。水毒(すいどく)といい、水の流れが滞っていたり水が不足している状態です。
気虚タイプの方は消化の良い食事からエネルギーを補い、過労や激しい運動を避けましょう。
おすすめの食べ物はエビ、牛肉、鶏肉、イモ類、豆類でたんぱく質を心掛けてください。
瘀血タイプの方は入浴や屈伸運動など全身に血液が行き渡るように動きましょう。
血行を良くする食べ物はサフランです。あとはにら、納豆、お酢、玉ねぎを摂りましょう。
水毒タイプの方は水の過不足や運行不良が起こっています。
水はけの悪い体には余分な水分を排泄させる小豆、豆製品、ナス、ハトムギ、トウモロコシをおすすめします。
水不足による口の渇き、ほてりにはスイカ、メロン、トマト、梨がおすすめです。
このタイプの方は運動や入浴で汗をかくのが良いでしょう。
入浴の際は38度~40度のぬるめのお湯に20分~30分かけてゆっくり浸かりましょう。
まずは体質を知り、どのように養生すると良いか把握してみて下さいね!