こんにちは！整体甲子園プラーナ　上野浩治です。

「雨雲が近づいてくるのがわかる」「長い間、曇りが続くと」といった表現される、この低気圧が原因で発症する様々な症状は「低気圧不調」と呼ばれています。。

年中、症状を訴える方もいらっしゃいますが、特に梅雨時の6月から症状を訴える場合が多いです。

低気圧不調がなぜ起こるかというと、身体の中の水分バランスが多分に影響しています。簡単に言うと気圧が低くなると、身体は必要以上に体内に水分を溜め込もうとします。結果、頭に水分が多めに溜まると血管が拡張して炎症を起こし、「ズキン！、ズキン！」「キリッ！、キリッ！」と痛む偏頭痛を誘発したり、お腹に水分を溜め込むといわゆる下痢です。

症状の発現するタイミングも千差万別で、例えば「雨が降りそうだと痛くなる」から「雨が降ったら痛くなる」、「雨が降る前は痛いが、降ったら痛くない」「雨が降った翌日が痛い」などetc…

ただ、ここでハッキリさせたいことがありまして。。。

自律神経の乱れと、この低気圧不調（あるいは天気痛とか表現します）は正確には別物です。もちろん、水分バランスの乱れそのものが、自律神経の乱れを誘引し、様々な不調を引き起こすことはあります。が、低気圧が近づいてきた結果、頭が痛くなるのは水分の問題で、だから「自律神経が乱れている」と言うには時期尚早の方も多いのです（個人的見解です）。

でも、何かで調べられて「自律神経が乱れているから、低気圧が近づいてくると頭が痛くなるので、自律神経整体で何とかして」と依頼される方がいらっしゃいます。

主語が逆なんですけど。。。

それは自律神経整体ではなくて他の手法（鍼灸とかetc…）で、身体に溜まりすぎた水分の調整をすれば、ほとんどの低気圧による頭痛はその場で改善します。

もちろん、「低気圧が近づいて頭が痛いのが長く続いた結果、自律神経が乱れてめまいもして、肩も腰も痛くむくんで、だるいです」ならば、当院の自律神経整体でマルッと改善します。

でも、自律神経の乱れがないのに（深刻ではないと言う意味）、必要のない刺激を与えることは、お身体にとって良くないのです。

でも、いくら説明しても「アレ（自律神経整体）が良かったから、アレをやって欲しい」

いや、それは自律神経の乱れが原因での不調だったからであって、、、と何度説明しても、ダメ。

当院の自律神経整体では、背骨、骨盤、内臓、頭蓋、呼吸を中心に調整していきますが、これは自律神経の乱れに特化して構成しています。なので、自律神経由来による症状には即効性も含め、とても感動していただけますが、逆にそうでない方は『よくわからない』となります。

また、治療後の好転反応？も見受けられます。治療後、発熱したり全身気だるかったり、頭がボーとしたりetc…

それはそうでしょう！強い刺激は、ほとんど入れないのですが（女性は骨盤内臓器に刺激を入れるので、普段感じたことのないズーンとした響きを訴えられますが）、全身に影響を与える自律神経を調整するのだから、計画的に症状を見極めながら、施術を重ねていく必要があります。

また計画的にやらないと、元の悪い状態に直ぐに戻リマス。なぜならばホメオスターシスにおける、負のフィードバック作用があるからです。

（以下ウィキペディアより）

ホメオスターシス（恒常性）が保たれるためにはこれらが変化したとき、それを元に戻そうとする作用、すなわち生じた変化を打ち消す向きの変化を生む働きが存在しなければならない。これは、負のフィードバック作用と呼ばれる。この作用を主に司っているのが間脳視床下部であり、その指令の伝達網の役割を自律神経系や内分泌系（ホルモン分泌）が担っている。

つまり、悪い身体の状態が長ければ長いほど、

→すでに脳はそれが悪い状態が正常だと思っている（痛かろうが苦しかろうが関係なし）。

→良い身体に調整しても、脳は恒常性を保つために悪い状態に戻さなければならないとする。

→調整しても直ぐに症状がぶり返す。

→計画的に施術することによって、脳に「正常なのは良い身体の状態である」ということを認識させる。

だから、計画的になのです。

ですので、当院が必要性を認め、計画的な施術スケジュールに同意していただいた方のみを自律神経調整の対象としています。

「アレやってほしいから」は、勘弁してください。

というか、遠慮させて下さい。

というか、お断りします。

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝