こんにちは。プラーナの辻川です。
今日は「半夏厚朴湯」(ハンゲコウボクトウ)という漢方を紹介いたします。
心身ともに疲れやすく、喉のつかえ感を訴える(梅核気)ときによく用いられる漢方です。
不安感、抑うつ、めまいや、妊娠中のつわりや喘息にも適応します。
“半夏”と“厚朴”は、ノドのつかえ感や吐き気をおさえ、咳をしずめ、また気分を落ち着ける役目をします。
“茯苓”には、水分循環をよくする作用のほか、鎮静作用もあるようです。“蘇葉”は咳をおさえ、
また、抑うつを発散して治すといわれます。さらにこれに、体をあたため胃腸の働きをよくする“生姜”が加わります。
これらがいっしょに働くことで、よりよい効果を発揮します。
コロナ禍での精神神経症状、その他倦怠感、免疫力を高める手段として漢方治療が有効です。
是非ご活用ください。